日時: 2007 年 12 月 14 日
場所: 府民ホールアルティ
バラードをアレンジした曲です。感情を込めて弾きたいです。
奥平 隼人 (法 1) |
この曲は曇りという題名とは裏腹に軽快なメロディなので、その差をどのように埋めて表現するか楽譜を睨みながら考えました。その結果辿り着いた演奏で、みなさんの心の曇りを少しでも晴らせたらと思います。やっぱり日曜の朝は晴れている方がいいですからね。
大久保 慧 (農 1) |
明るく軽快なメロディーの曲です。自分らしく演奏したいと思います。
小園 智子 (農 2) |
名前はごっつそうですが、なんともしっとりした曲です。なんでも、もともとは捕えられた盗賊が故郷のことを思って歌ったものだそうです。このしっとり感を最近流行のドライアイよりも乾ききった毎日を過ごしている私が表現できうるかは甚だ疑問が残るところですが、どうでしょうか。
近藤 朋弥 (法 2) |
作曲者の生きた時期はほぼシェークスピアと重なります。シンプルでありながらどこか典雅なリュート曲ですが、彼の喜劇の雰囲気に通じるものがあると思います。
奏者が喜劇を演じることにならないといいなぁ。
賀澤 淳 (経 3) |
バッハのとても有名な曲です。ギターで弾くと、ヴァイオリンとはまた違った儚さが添えられて良いと思います。儚さの中に見え隠れするドラマを感じ取っていただければ幸いです。
儚いものと言えば人生ですが、人生にも様々なドラマがつきものです。人は皆、人生という一つの線の上で、精一杯のドラマを演じながら生きていくのだと思います。いわば「人生上のアリア」を奏でているわけです。
冗談が過ぎましたが、どうぞお聴きください。
1st | 大山 和哉 (文 3) |
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2nd | 吉野 文弥 (工 2) |
四つの方位それぞれをモチーフに構成された組曲から、今回は「北」を演奏します。フランスの北に位置するスカンジナビア地方の旋律がモチーフにされている曲で、もともと四重奏のところを十二人による合奏でお送りします。重厚な響きと、二拍子と三拍子が入り混じるリズムをお楽しみください。
conductor | 後藤 直樹 (総人 2) |
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1st | 重森 崇志 (工 1) / 寺田 恵子 (総人 1) / 保坂 友香里 (農 1) |
2nd | 佐々木 陽平 (農 1) / 大門 奈那子 (農 1) / 吉田 奈緒 (農 1) |
3rd | 今井 啓太 (工 1) / 久保 達彦 (薬 1) / 原 圭祐 (工 1) |
4th | 大久保 慧 (農 1) / 岡宮 喬史 (法 1) / 奥平 隼人 (法 1) |
作曲者はキューバのギタリストで作曲家、レイ・ゲーラ。彼が日本の有名なギタリストにささげた曲です。
聴いていると心がきれいになるような、透明感のある美しい曲です。僕の大好きな曲なので曲に失礼のないよう、心を込めて弾きたいと思います。
吉野 文弥 (工 2) |
今回の定期演奏会に弾く曲を探しているときに、尊敬する先輩が私にすすめてくださった曲です。推薦理由は「愛がこもっている」とのことでした。私はこの曲の背景は知りませんし、先輩が「愛」という言葉によって私に何を伝えて下さろうとしていたのか、いまだに理解できる領域に到達してはおりません。しかし私の演奏を聴いて、「愛」を感じて頂ける方がいらっしゃれば幸いです。
ラヴェルは今から100年ほど前に活躍したフランスの作曲家で、「ボレロ」「亡き王女のためのパヴァ―ヌ」など、いかにもフランス、といったオシャな興味深い作品を多く遺している。
「ハイドンの名によるメヌエット」も例外ではなく、美しい旋律とともに味わい深い和音が響く、幻想的ともいえる小曲である。この曲はハイドンに捧げられたもので、「HAYDN」という5文字のアルファベットを、一定の規則に従って音階に置き換え、その旋律を曲の中に織り込むという方法をとっている。「音遊び」ともいえるこうした方法は、意外と多くの曲に用いられているそうである。
そんなややこしい話はさておいて、この曲の美しさが表現できれば嬉しい。
ポンセはメキシコの作曲家で、20世紀前半に活躍した。彼の作品もまた奥深い味わいのある作品であるが、それは彼がパリで音楽を学んだという過去があることと無関係ではないだろう。
この「ワルツ」という作品は思いの外派手な作りの曲であり、また締まりのある雰囲気もあって、そうした点で魅力的だと感じる。「ハイドンの名によるメヌエット」とは対照的な、エキサイティングな展開を表現したい。
大山 和哉 (文 3) |
1st | 後藤 直樹 (総人 2) |
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2nd | 鍋島 朋之 (農 2) |
アルベニスは1860年にスペインのカタロニアに生まれ4歳でピアニストとしてデビューした天才児だったそうです。この曲ではタンゴと聞いて思い浮かべるようなアルゼンチン・タンゴのリズムとは異なりキューバ起源のハバネラ風の穏やかなリズムが流れており、とても爽やかです。
そして今日は濃いような爽やかなようなこのメンバーで皆さんの目の前にスペインの爽やかな風景を広げたいと思います。
1st | 大久保 慧 (農 1) / 佐藤 有華 (総人 3) |
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2nd | 今井 啓太 (工 1) / 近藤 朋弥 (法 2) |
3rd | 飯田 章子 (農 2) / 大門 奈那子 (農 1) |
出発だけでなく、その先に続く旅路の最後までずっと、自分で幸せなものにしていこう、というひたすら前向きな気持ちにさせてくれる曲です。
曲の持つ前向きさに、私の持つ前向きさをプラスできればと思います。
皆様の明日に、幸多からんことを。
飯田 章子 (農 2) |
ポンセの作曲したメキシコ民謡風の歌曲をホセ・ルイス・ゴンザレスがギター用にアレンジしたものです。ほかにもいくつかの編曲がありますが、ホセ・ルイス・ゴンザレスの版を選んだ理由はなんといってもあのタラララ~ラ(聴けば多分わかっていただけると思います)のところ。あのフレーズだけでご飯三杯は軽くいけます。嘘です。ご飯に合うのはやはり赤カブ漬です。あの酸っぱさがたまらない。アイラビュー、赤カブ。ちなみにこの曲には、病で死の床にある男が、遠いところにいる彼の恋人への想いを夜空のエストレリータ(小さなお星様)にむけて語りかける、といった内容の歌詞がついています。
残念ながら、御覧の通り健康そのもので当分死にそうにも無く(11月10日現在)、おまけに彼女もいない(11月10日現在)僕ですが、そこは想像(妄想)力をはたらかせ、心を込めて一生懸命弾きたいと思います。
鍋島 朋之 (農 2) |
最近ある人に言われた言葉が頭から離れない。自分の本当にすべき物が何なのかをよく考えなさい、とその人は言った。今まで何度も言われてきたはずの言葉が、この時だけなぜか僕の心を捉えた。表現力というものは一種の隠し味のような物だ、言葉の持つその意味が第一でそれに付随する要素として表現力というものがある、今まではそんな風に思っていた。けれども、表現と言うのは伝えるべきそのものと同等の力を持っている。表現力によって初めて、言葉に命が宿る。そして本当に表現力のある人には、言葉や音楽という分け隔てはあまりないような気がする。
後藤 直樹 (総人 2) |
私はパンフの試し刷りが出来ていたにもかかわらず本番直前に曲紹介を変更しました。迷惑かけてごめんなさい。
最初の曲に対するイメージと今のイメージがあまりにもかけ離れたものになったからです。
この曲はまるで人生のようだと思います。穏やかな時もあるけれどそれだけじゃない。嵐も起きます。でも、そこから救い出してくれる光が差してくれることもあります。しかし嵐は何度も起こります。同じような嵐もあれば全く違うものもあります。人はそこを自分で進んでいかなければならないのです。この曲はそんな曲です。
佐藤 有華 (総人 3) |
この曲は最近CMでも使われ、誰でも聞いたことがある曲だと思います。
バレエ「ロメオとジュリエット」で、騎士たちが踊るシーンで使われる曲なので、低音が印象的な、勇壮な雰囲気を湛えた曲と言えるでしょう。
今年は例年と違って一回生にも多く協力してもらいました。ギターで表現できる最大限の力強さを感じ取っていただければ幸いです。
conductor | 大山 和哉 (文 3) |
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1st | 近藤 朋弥 (法 2) / 佐藤 有華 (総人 3) / 羽鳥 剛輝 (法 3) / 山口 哲郎 (総人 2) |
2nd | 飯田 章子 (農 2) / 佐藤 朋弥 (工 4) / 寺田 恵子 (総人 1) / 保坂 友香里 (農 1) / 吉田 奈緒 (農 1) |
3rd | 大久保 慧 (農 1) / 奥平 隼人 (法 1) / 後藤 直樹 (総人 2) / 福原 始 (工 4) |
4th | 賀澤 淳 (経 3) / 鍋島 朋之 (農 2) / 吉田 龍平 (理 4) / 吉野 文弥 (工 2) |