Kyoto University Guitar Club

第 34 回 独重奏会

日時: 2006 年 06 月 ?? 日

場所: 京都市北文化会館創造活動室

目次

1st Stage

  1. となりのトトロ
  2. 月光
  3. 禁じられた遊び
  4. My favorite things
  5. 11月のある日

2nd Stage

  1. ソナタ K.11
  2. Intermezzo
  3. ファンタジー
  4. 詩的ワルツ集
  5. ソナタ・クラシカ より

3rd Stage

  1. ブレリアス より
  2. “さくら”の主題による変奏曲
  3. 3つの秋の小品 より 森林
  4. パッサカリア
  5. 「マルボローは戦場に行った」の主題による変奏曲 より

1st Stage

となりのトトロ

My Neighbor Totoro

作曲
久石 譲
Composer
Jo Hisaishi

みなさんご存知の、スタジオジブリの映画「となりのトトロ」。題名を聞いただけで、映画の様々なシーンが目の前に浮かぶ方も多いと思います。あの、心が浄化されていくかのような数々の名シーンを思い出してみて下さい。新入生たちが、みなさんの心にトトロを呼び出すお手伝いをさせていただきます。

1st鍋島 朋之 (農 1) / 渡邊 泰弘 (農 1)
2nd福原 始 (工 3) / 近藤 朋弥 (法 1)
3rd小園 智子 (農 1) / チョン ジヘ (農 1) / 山口 哲郎 (総人 1) / 渡邊 泰弘 (農 1)

月光

Moonlight

作曲
フェルナンド ソル
Composer
Fernando Sor

比較的取り組みやすいけど、奥が深い曲だと思いました。

暗さの中にも心地良さのある曲だと思います。

羽鳥 剛輝 (法 2)

禁じられた遊び

Jeux interdits

作曲
ナルシソ イエペス
Composer
Narciso Yepes

映画「禁じられた遊び」の有名なテーマ曲です。単調にならないように注意して、この曲のよさを引き出せるよう頑張ります。

渡邊 泰弘 (農 1)

My favorite things

作曲
リチャード ロジャース
Composer
Richard Rodgers
編曲
佐藤 弘和
Sato Hirokazu

映画「サウンドオブミュージック」で使用された曲で、数年前には京都のCMにも使われていました。ジャズ風の編曲になっていてちゃんと弾けばかなりかっこいいです。とにかく頑張ります。

佐藤 有華 (総人 2)

11月のある日

Un dia de Noviembre

作曲
レオ ブローウェル
Composer
Leo Brouwer

11月のある日、ということで月日が過ぎ去るのはあっと言う間で、のんびりとした生活に憧れつつも、あくせくとしなければならず、るんるんってゆー気分も大して無い、そんな日々を送っています。

藤田 昌幸 (法 2)

2nd Stage

ソナタ K.11

Sonata Op.11

作曲
ドメニコ スカルラッティ
Composer
Domenico Scarlatti

ドメニコ・スカルラッティはイタリア出身でバロック時代の音楽家。多くのソナタを残していったが、彼と同時代の作曲家、J.S.バッハ、ヘンデルらとはまた違う色を持った作品が多いように思う。このK.11はそこか怪しげな雰囲気の曲である。曲の持つ雰囲気を少しでも鮮明に伝えられるように演奏したい。

大山 和哉 (文 2)

Intermezzo

作曲
マヌエル マリア ポンセ
Composer
Manuel María Ponce

Intermezzoとは間奏曲のことで、多楽章構成の楽曲の楽章間に挿入されるものです。ごっつい曲の途中で、ひと息つきましょう、って感じでしょうか。

だから、本来はさらりと弾くものかもしれませんが、この最強コンビの手にかかると、なぜかごっつくなります。渾身の黒い演奏をお楽しみください。

1st
2nd

ファンタジー

Fantasy

作曲
シルヴィウス レオポルド ヴァイス
Composer
Silvius Leopold Weiss

ヴァイスはドイツバロックを代表する作曲家、リュート奏者です。

この曲の第一印象は「暗い」でしたが、ファンタジーの名に相応しく、実は様々な表情を持っていると思います。

詩的ワルツ集

Valses Poeticos

作曲
エンリケ グラナドス
Composer
Enrique Granados

スペインの作曲家エンリケ・グラナドス(1867~1916)の作品。原曲はピアノで、2拍子の序奏と7つの様々なワルツからなる。それぞれ深みのある個性的なワルツだが、それでいて一曲として大きな流れも感じられるすばらしい曲。

演奏を通じて皆さんにこの曲の良さが伝われば幸いです。

1st
2nd佐藤 有華 (総人 2)

ソナタ・クラシカ より

from Sonata Classica

作曲
マヌエル マリア ポンセ
Composer
Manuel María Ponce

この曲はソルを讃えて作られたもので、グランソロをモチーフに作られたようです。その中から第一楽章を弾かせてもらいます。

3rd Stage

ブレリアス より

from Bulerias

作曲
伊藤 シゲル
Composer
Ito Shigeru

フラメンコの故郷ヘレスで生まれ、お祭りには欠かせない曲です。フラメンコの曲の中では特に速く激しく、ジプシー感が出ています。

“さくら”の主題による変奏曲

Variations by Japanese Folk Song "Sakura"

作曲
横尾 幸弘
Composer
Yukihiro Yokoh

日本の古謡としてあまりにも有名な“さくら”。この曲を横尾幸弘というギタリストが、ギター用の変奏曲として仕上げました。純和風な曲をクラシックギターで?と思われるかもしれませんが、トレモロやハーモニクスなどのギター独特の奏法が、原曲の魅力を十二分に引き出していると思います。

少し季節はずれにはなりますが、よろしくお願いします。

3つの秋の小品 より

森林

from

作曲
マキシモ ディエゴ プホール
Composer
Maximo Diego Pujol

プホールはアルゼンチンの人で、ピアソラの弟子です。曲名の原語はArbolado(スペイン語)で、荒れ狂った海、生い茂った木々という二つの意味があるそうです。私たちは断然、森林だと信じています(ジャングルじゃないよ)。まさにピアソラぽい曲調で、不協和音やベースラインがあやしさを強調しています。

3つの秋の小品は1楽章 森林/2楽章 木陰にて/3楽章 センテナリオ通りから成り、私たちは後ろの楽章から順に演奏してきました。私たちにとってラストの楽章なので、これまでの集大成にふさわしい演奏にしたいと思います。森林の散策をお楽しみください。

1st
2nd

パッサカリア

Passacaglia

作曲
シルヴィウス レオポルド ヴァイス
Composer
Silvius Leopold Weiss

パッサカリアというのは器楽曲の形式のひとつで、低音主題が絶えず繰り返され、その和声を基に上声部が絶えず変奏を織り成していくという形式であります。

大バッハの有名なヴァイオリンのためのシャコンヌと形式的にはよく似ています。

ヴァイスの作品の中でもこの曲はその展開の美しさと、バロックの整然とした音の並びの中に潜む情熱的なメロディーが特に素晴らしく、現在でも広く弾かれています。

今回は学生らしい、生き生きとした演奏を目指して、曲を仕上げてきました。皆様に楽しんで聴いて頂けたら幸いです。

岩田 直也 (総人 4)

「マルボローは戦場に行った」の主題による変奏曲 より

from variazioni su l'aria 'Marlborough s'en va-t-en guerre op.28'

作曲
フェルナンド ソル
Composer
Fernando Sor

古典時代の巨匠フェルナンド・ソル(1778~1839)の作品。序奏、主題、5つの変奏からなる。曲調は全体的には勇ましく感じられ、ところどころにソルらしい美しい内声の動きがみられる。

あまり考えすぎず、素直に曲の良さを感じながら弾けたらいいなと思います。


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