日時: 2010 年 06 月 04 日
場所: 京都市北文化会館創造活動室
1930年に作られたジャズの名曲。当時、アメリカは大不況のど真ん中にあり、失業者や財産をなくした人であふれていた。この曲は「日陰なんかあるかずに、日のあたる道を歩こう!きっと人生は素晴らしいと思えるはず」というメッセージで、暗い時代の中で打ちひしがれた人々に希望と勇気を与えた。
conductor | 原 大貴 (工 2) |
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1st | |
2nd | |
3rd |
とても爽やかな曲です。この爽やかさの中にある優しい感じがだせるよう心をこめて弾きたいと思います。
桑原 範好 (工 2) |
ただの練習曲ではありません。うねっています。渦巻いています。その中でよく耳を澄ませてみると、一弦、二弦、三弦…とひとつひとつの音が浮き上がってきます。それらが重なり見事な和音として完成するのです。
横山 大稀 (農 2) |
誰が為に鐘は鳴る
橋村 秀典 (理 2) |
「ディア・ハンター」という映画の主題歌です。
美しさの中に哀しさや力強さを感じさせる曲です。
増岡 千裕 (農 2) |
I'll GET RHYTHM!!!
原 大貴 (工 2) |
誰かに何かを贈るというのは、とても難しいことでしょう。
贈り手の想いは目に見えず、届いたかどうかもわからないものです。
それでもひとは何かを伝えたいと思い、言葉や花、そして音楽に託します。
テサールはこの曲を奥さんに贈りました。
わたしだったら、惚れ直してしまいます。
皆さんはどう感じられるでしょうか。
自分の演奏が、何かを伝えられれば幸いです。
近藤 望 (総人 2) |
闇夜に美しく浮かぶ星々、その中でも一際力強く輝く南十字星
そんな圧倒されるような輝きを表現し、帰り道、夜空を見上げながら帰りたくなるような演奏ができたらなぁと思います
楠本 隆雄 (工 3) |
サイモン&ガーファンクルが歌ったこの美しい曲は、もともと死者(魔界の住人)が旅人に謎かけをする問答歌だそうです。曲のもつ幻想的なイメージを大切にして演奏したいと思います。
中西 智宏 (工 2) / 幡地 祐哉 (文 2) |
合わせ鏡を覗いたことはありますか?
そこには自分が幾重にも反射して、鏡のずっと奥まで続いていく不思議な光景が広がっています。
reflectionsには、「反射」以外にも、「熟慮する」という意味もあるそうです。
美しい旋律を持ったこの曲。
深く深く沈み込んでいく思考の螺旋に、貴方も身を委ねてみてください。
佐藤 秀昭 (経 2) |
パストラーレ。そう、牧歌です。
この曲を聞いたらどんなことも全て許せてしまう、そんな感じの曲です。
皆さんにも聖者の気持ちになっていただけるよう、心と愛をこめて演奏いたします。
小山 ひかり (医 3) |
この組曲はいくつかの小品から成っていますが、今日はその中から5曲を演奏します。
後の展開を示唆するよう流れゆくPrelude
暗闇の中へと深く沈んでいくSarabande
停滞した空気を乾いた音色で切り裂くGavotte
軽快なリズムで走り去っていくBourree
かけ合いの末、華々しく散ってゆくGigue
5つの曲の変化を表現しつつも、ニ短調の持つ物悲しげな雰囲気で全体を統一できたらと思います。
竹田 和樹 (工 2) |
早朝の大草原。
ふいに鳥たちが鳴きだした。
ぼんやりした闇はいつの間にか消え去り、木々の影が浮かび上がる。
かげろうのむこうから、力強く太陽が昇ってくる。
一日が始まる。
風景が急加速する。
どこからか、大きな水の音が聞こえてくる。
目を開けると、眼下に巨大な滝が広がっていた。
上流から次々とやってくる水は、滝に落ちてばらばらのしずくとなり、再び流れとなって運ばれてゆく。
遠くを見やると、河は海へとつながっていた。
そして僕は海の始まりにいた。
草原や滝は、もう見えない。
ただ前を、海を見ていた。
いつか呼ばれるような気がしていた。
また風景が急加速して、僕は光の中を駆け上がっていった。
夕陽のきらめきが、いつまでも海の上に浮かんでいた。
阪口 創 (理 3) |
いくつかの基本的な短い旋律達の関係性をある形式にそって展開させていく音楽が確かソナタだったと思います。
第1主題は硬いですが優れたリズムを具えていて、第2主題は味のある豊かな旋律だという印象を持ちました。
それらの主題を調性や拍、和声などの機能が統制する様子を観察することにより深い理解が得られると思いますが、
残念ながら僕にはそれらに関する知識もそれらをコントロールする技術もないので、本番でもとてもいい演奏をする自信がありません。はぁ。
しかしながらそれがどんなに小さく歪曲な音楽でも、ちゃんと手なずけて形のあるものを演奏したい
というのが今回の正直な意気込みです。
谷 陽太朗 (理 3) |
4回生にもなってヨーク?と感じる人がいるのなら、俺はその人に言いたい。
というか、言う。
「この曲を聴け」
とまあ御託はこのくらいにしておき、俺ももう4回生なのでまともに曲紹介をしようと思う。
Three Dimensions、すなわち「3つの次元」と題されたこの曲は、その名に準じて3つの楽章から成る。
Ⅰ.WISH
ハ長調を基本として、親しみ易いフレーズを様々に変化させて曲を織り成す。変拍子であり、曲の流れと拍との折り合いを巧くつけなければ聴かせられない。
途中一番盛り上がる箇所で、ニ短調→変イ長調とギターでは滅多に見られない構成がカッコいい。そこから徐々に落ち着き、始まりと同じ楽節により曲を閉じる。
Ⅱ.INTO DARK
たった1ページであるが、この曲全体の中核を成す楽章。第1楽章と同じく変拍子であるが、前楽章が言うなれば「ノリ」が大事だったのに対し、こちらは「情緒」が重要だと感じる。
あまり説明し過ぎない方がいいように思うので、あまり説明しない。
Ⅲ.HIGHER GROUND
第1楽章と同じくハ長調。にもかかわらず、Cメジャー(ハ長調の主和音)の和音をほとんど使わないという変わりもの。A-B-A-C-A-B-Aの大ロンド形式に近い構成をとる。各部が短いのでそうは聞こえないが。
唯一長いC部はAとBのフレーズを一部組み合わせて作られており、予想外の転調を繰り返す。そして、全曲を締めくくる最後の和音もCではなく属音のG。このことから、作曲者のヨークは素直ではないと推察される。
前2楽章と違い4拍子で聴きやすい、ノリやすい。が、あくまでModeratoなので走りすぎずに、多用されているシンコペーションも忘れず聴かせるのが重要だ。
最後に、難しそうな事をいろいろと書いたが、楽しんで聴いてもらえれば幸いである。
大久保 慧 (農 4) |
活き活きとしたクーランテは、一日の始まりから正午にかけて、太陽が高く登るように弾きたい。風に揺れる木々から漏れる光は忙しく、地面にくっきりと映る建物の影は太陽と共に動いて短くなる。サラバンドは、けだるい午後から夕方。午睡の夢の中で安楽を貪り、光は力を失って次第に影と溶け合っていく。組曲中で順番が隣合わせのこの二曲は、ともすれば対照的な印象を与えるのかもしれない。しかし、それが連続しているということを心に留めて演奏したいと思います。
鈴木 啓峻 (法 3) |
トゥリーナは伝統的なアンダルシア民族音楽の影響を受け、多くの楽曲を残しました。彼の作曲したギター曲は5曲であり、「旋風(ラファガ)」と名付けられたものがこの曲です。
比較的わかりやすい曲だと思いますので、ちょっとした情景を描きながら楽しんで聴いていただければ幸いです。
例えば風があなたの帽子を奪い去っていく。振り返ったところ、ただあなたが見えるのは、見馴れた風景と風に奪われた帽子が宙を舞うばかり。
そんな感じで弾きます。
正尾 裕輔 (工 2) |
O:ついに、我々旧ローソ○トリオが舞台に登る日が来ました。
何故ロー○ンなのか、なぜ「旧」なのかなどというのは些末な問題に過ぎません。問題なのは、我々三人が三人ともメガネであるということです(練習時)。
このままでは「メガネトリオ」になってしまう…。それだけは避けたい…!
そういう訳で、わたくしは今日はコンタクトなのです。
なお、曲はバッハの「フルートとチェンバロのためのソナタ第1番」より第1楽章、アンダンテ。
奇っ怪なベースラインや掛け合いなどを聴けると楽しめる、気持ちの悪いものとなっております。
I:確かにメガネトリオは避けないといけないな。
よし、俺もコンタクトにするぜ!
F:いや、それでも俺はあえてメガネ道を貫く!
大久保 慧 (農 4) / 今井 啓太 (工 4) / 不破 康弘 (工 4) |