日時: 2012 年 06 月 15 日
場所: 京都市北文化会館創造活動室
作曲者は南米生まれなので9月は春。でも秋のような寒さのある春のイメージで。
内山 隆太 (理 2) |
ジスモンチはブラジルの作曲家で、作風は伝統的なものと現代ジャズを混ぜ合わせたようなものです。この曲は、原曲はピアノですがギターバージョン(リースケ編)も秀逸です。豊かな和音とメロディが聞きどころです。
宇野 匡範 (工 2) |
「La Negra」とは、「黒人の女の子」という意味。
私がこの曲からイメージするのは、たくましくて、強くて、どんなに苦しくても負けない人。
それでいて、優しくて美しい人。
そういう人に、私もなりたい。
力強く華麗に舞うような演奏ができるように精一杯頑張ります。
井川 桃子 (総人 2) |
この曲を弾く時、思い浮かぶイメージがあります。
夜明け。狭い水路。一人の男。手漕ぎ船を漕ぐ、・・・。
どこか救いのある演奏にしたいです。
良永 裕佳子 (工 2) |
タランテラは南イタリアの民族舞曲で、急速なテンポが特徴です。南イタリアの町タラントにすむ毒グモ"タランチュラ"に刺されたひとが踊る、または踊ると治ると言われているそうです。ちなみにタラントはバノーニ計画という工業化政策の拠点で、巨大な製鉄所があるそうです。工場萌え!毒グモに刺されつつ、コンビナートに萌えつつ、踊りを感じてもらえるとうれしいです。
金丸 花実 (文 1) |
異国情緒溢れるちょっとユニークな子守唄。ちょうど去年の独重奏会で先輩の素敵な演奏を聴いて、それ以来ずっと弾いてみたいと思っていた曲なので感慨深いです。ただ弾くだけでなく「唄える」ように頑張ります。
岸本 明子 (文 2) |
この曲は京大ギター部のテーマです。
本日聴きに来てくださっている皆様の中には、京大ギター部についてよく知らない、という方もおられると思いますが、これを聞けばだいたいわかるでしょう。
山崎 智史 (文 2) |
ご存じの通りスピッツ屈指の名曲です。
原曲の良さが伝わるように頑張ります。
conductor | 宇野 匡範 (工 2) |
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1st | 渡辺 颯一郎 (工 1) / 花房 秀哉 (理 1) / 高橋 侑生 (法 1) / 梶 龍馬 (工 1) / 深津 浩佑 (農 2) / 貫 龍太 (経 3) |
2nd | 金丸 花実 (文 1) / 杉浦 航 (理 1) / 松原 慎 (法 1) / 田中 雅士 (工 1) / 池内 勇哉 (工 1) / 田中 千晴 (農 2) / 三宅 雅之 (工 2) |
3rd | 江頭 佑駿 (工 1) / 五十嵐 怜央 (法 1) / 渡辺 悠夏 (経 1) / 金川 響 (理 1) / 網井 圭 (工 1) / 柳沢 かおり (工 1) / 山元 武 (文 1) |
タイトルは直訳すると「薄曇りの日曜日の朝」という意味です。だと思います。
とても爽やかな曲で、なのにどこか気だるい感じがします。素敵な曲です。
日曜日の朝。どんよりした曇り空。どんよりと言っても、灰色ではなくて白い雲です。白が基本のちょっと暗い雲。そんな感じです。そんな雲の隙間から優しい光が差す。「今日は日曜日だし、もうちょっと寝よ。」台所からは、包丁とまな板の音が夢心地に聞こえてきます。朝ごはんを作っているのは、奥さんかな?妹でもいいかも。そんな幸せな日曜日です。
ちなみに僕の妹は鬼みたいな小学生です。料理なんてしません。ソファーから動きません。「お兄ちゃん」なぁんて呼ばれたことはもちろんありません。というか、呼ばれたくありません。あの妹がそんな言葉を口にしようものなら、真夏の鹿児島にだって雪が降ります。直径10センチの雹が降ります。それくらい恐ろしい事です。
ところで、金曜日ですね。今日は金曜日です。はい。金曜日です。あれ?駄目じゃん?
そう思ったあなた。まだまだですね。だって考えてみてくださいよ。オーバーキャストなサンデーモーニングに本当に早起きしてギターなんて弾いてたら、ぜんぜん気だるくないでしょ?むしろ「元気いっぱい!」みたいな?だからいいんです。金曜日の午後なんて、学校が終わっていちばん元気いっぱいな時間だけどいいんです。別に。本当は日曜日の朝に弾きたかったとか、そんなんじゃありません。金曜日の午後。今、このとき、この場所で、皆さんにこの曲を聴いて欲しかった。嘘じゃないですよ。いや本当に。
そういえば、僕は今朝も寝坊しちゃいました。授業サボっちゃいました。
本当にうっかりさんなんだからー(>_<)てへっ。
でも僕って真面目だから単位も結構揃ってて、出なきゃいけない授業も少ないから。朝は毎日、寝坊できちゃんうんです。もう毎日が日曜日ですよ。うらやましいって?ははっ。でも残念。みんなそれぞれ自分の時間を生きてますからね。僕を恨んでも仕方ないですよ。まあ、そんなわけで。毎日が日曜日な僕ですからね。この曲には自信があります。誰よりもこの曲が大好きです。愛してます。もうずっと弾いていますが、この曲への思いは募るばかりです。「決して色褪せることのない想い」ってやつです。一日千秋ですよ。いや、もう一日が一万年ですよ。意味分かんないですよね。
とまあ、僕の勝手な想い(愛?)をだらだらと喋ってしまいましたが、皆さんには僕の演奏を聴いて、皆さんなりの幸せなひとときを感じて欲しいなと思ってます。はい。
こんな世の中ですが、いえ、こんな世の中だからこそです。慌ただしい日常を忘れ、思いのままに過ごす日曜日。あっ!でも、美容師さんとかは、月曜日が休みですよね。まあそんな思い思いの、日曜日を皆さんにプレゼントできればいいなと思っています。
本多 信太郎 (工 2) |
多くの人がご存じだと思いますが、ポンセの名曲のひとつで、「Estrellita」とは小さな星という意味です。この曲の原曲は歌曲であり、作詞・作曲ともにポンセによるものです。歌詞の内容は余命わずかの恋人が、小さな星に恋心を託して彼(彼女)に思いを伝えてほしいというものです。歌詞だけでなく、メロディも美しく、そして甘く、聴いているとロマンチックな気分になれます。聴きどころは、あの美しい和音。僕が歌うとしたらここで叫びます。え、なんて叫んでるって。それは聴いて想像してみてください。はたして僕の叫びは、みなさんに届くのでしょうか。
兒島 清志朗 (工 2) |
『三角帽子』とは、スペインはアンダルシアの民話に基づく小説を元にファリャが作曲したバレエ音楽です。物語としては、見た目は冴えないが働き者の粉屋と、彼の美人の女房、さらにこの女房に目をつけて言い寄ろうとする好色な代官との一悶着を描いた喜劇です。この粉屋が劇中で踊り出すファルーカが、今回演奏する『粉屋の踊り』です。
追記
部室にて練習時間の重なることの多かった部員の皆様に重ねてお詫び申し上げます。
反省はしてません、はい。
阪本 浩太 (文 3) |
砂漠には何も無い。水がない。人がいない。無機質で、無慈悲な場所だ。
しかし、そこに感じる妙な秩序は何か。自然の手によって描かれた稜線を見て感じる、妙な安らぎや懐かしさは何か。
まるで、生まれる前の世界に居るような気分になる。
この曲では、無機質な和音の中に時折優しげな響きが混ざってくる。最初はそれを「砂漠の中のオアシス」だと思っていた。しかし、弾いているうちに、曲全体が「砂漠」そのものへの憧憬なんだと気付いた。
そんなつもりで砂漠をスケッチできればと思う。短い曲なので、気軽に聴いてもらえればとも思う。
広田 連 (理 3) |
また夏が来ます。懐かしい日々を思い出してみてください。
佐藤 仁紀 (工 3) |
バッハに限らずですが作曲者は、自分が書いた曲が何百年もあとの遠く離れた国で弾かれるなんて想像もしなかっただろうなぁと考えると不思議な気持ちになります。頑張って弾きます。
久米 達也 (工 3) |
フランス組曲は16世紀フランスの作曲家クロード・ジェルベーズの舞曲を基にプーランクによって作曲された管弦楽曲です。今日はギター二重奏用に編曲したものをお届けします。
II Pavan
中世の田舎のフランスを彷彿とさせる、荘重な美しいメロディーから始まるかと思えば、急に雰囲気が変わって一枚の抽象画を眺めているような曲調になります。焦らず、一音一音を大切に弾きたいと思います。
V Bransle de Champagne
中庸のスピードで軽快に跳ねる曲。あるメロディを何度も何度も繰り返し、永遠にまわっていく・・・そんなイメージです。1stの裏で、2ndも非常に美しい旋律を奏でているのでじっくり聴いてみてください。
・・・重奏はソロとは違う難しさ、面白さがあるものなんですね。今まで基本的にソロでしか大きな舞台に立たなかった僕たちメガネDUOにとっては良い経験になりそうです。・・・そして何より良かったのは僕たち二人の距離が縮まったことでしょうか。(もちろん友達という意味で♡)
中西 智宏 (工 4) / 河村 悠太 (教 3) |
ゆったりとしたLarghettoと駆け抜けるようなAllegro
穏やかなLarghettoとにぎやかなAllegro
夜更けのLarghettoと夜明けのAllegro
まるで正反対。
でもどちらも優しくて、あたたかい。
そんなイメージをうまく表現できたらと思うのですが、なにより、楽しく三重奏できたらいいなと思います。
増岡 千裕 (農 4) / 兼近 悠 (工 3) / 橋村 秀典 (理 4) |
作曲者テレマンはバロック時代の作曲家で、その生涯で書いた作品の数は現存するだけで3000~4000にものぼります。
その中でもこの曲はあまり有名ではないようですが、聴き心地のよい名曲です。
どうぞ楽しんでお聴きください。
河村 悠太 (教 3) |
ホルヘ・カルドーソはアルゼンチン出身のギタリスト、作曲家であり、 また医師でもあるという 異色の経歴の持ち主です。彼によると
「音楽に対する衝動(内的必然性)を自分の中に感じ、それを他人の作品が持つ内的必然性と共鳴させる、そして音楽を道具として使いこなし、コミュニケーションを行う。」
私がこの作品から感じたイメージは必ずしも、カルドーソが曲に込めた思いとは一致しないかもしれません。
しかし、楽譜から読み取った 農村の美しい風景や そこに住む人々の悲しみ、心身の静寂、そういったものが少しでも作曲者の考えとリンクして、響きわたればよいなと思います。
竹田 和樹 (工 4) |
電話の保留音としてやたら流れる「あの曲」です。小学校の下校放送、待合室のBGM、灯油の移動販売車の音としても有名です、私の中では。悲しげなメロディが印象的ですね。ピンとこない方も、聞けば絶対わかります。グリーンスリーブスは古いイングランド民謡で、緑の袖の女性を想う曲だそう。ただその女性は淫らな娼婦で、袖が緑色なのも草の中で色事をしたから染まってしまったそう。下記の歌詞訳をご覧ください。
電話口で人を待たせるのにも、下校を促すのにも向いてないですね。
演奏会で弾くのには・・・。まぁ、その判断はみなさんにお任せします。電話口で待たされるイライラを思い出しながらお聞きください。
[歌詞訳]
ああ、私の愛した人は何て残酷な人、
私の愛を非情にも投げ捨ててしまった。
私は長い間あなたを愛していた、
側にいるだけで幸せでした。
グリーンスリーヴスは私の喜びだった、
グリーンスリーヴスは私の楽しみだった、
グリーンスリーヴスは私の魂だった、
あなた以外に誰がいるでしょうか。
(参照:wikipedia)
綿井 博康 (農 3) |
一番欲しいと思ったものは手に入らない。叶うのは、二番目から。どうやらこの世の中、そういう仕組みになっているようです。
私は努力が好きで、努力している自分が好きで、努力している人が好きで、努力から繋がる日々の成長が好きです。逆境が好きで、逆転劇が好きで、その結果、誰かに認められることを渇望しています。しかしまあ、経験上、誰かに認められることを目標にがんばっても、うまくいかないものですね。気持ちが強くなっていくほど、願った夢は離れていきます。さも当然のように私の手からすり抜けて、情けとばかりに、いくらかの副産物を落としていきます。
例えばクラシックギターで言えば、人に認められることを一番にした努力の結果、技術が向上するだけだったり、技術を向上させることを一番にした努力の結果、いつのまにか人に認められていたり。みなさんにも覚えがあることかと思います。だから、いちばん大事なことは叶わなかったけれど、手に入れたものを大事にしよう。たとえ失敗しても、たくさん出会って、喜んで、息巻いた後の失敗は、きっと以前の失敗とは違っていると思うから、そこから学んだことを大切にしよう。そういう話なんでしょうね。
ふざけるなって話です。一番欲しいものを堂々と一番に願って、そいつを手に入れるまで諦めないこと。それこそが努力だと思うんです。たくさんのことを犠牲にしても、惨めに這いつくばってでも、掴み取らなければならないと思うんです。そうでなければ、いつかきっと、夢を心から願うことすら出来なくなります。それは悲劇です。
この曲を練習する日々は、私にこのようなことを教えてくれました。うまくいかない人へ、それでもがんばっている人へ、私の演奏から、何か届くものがあったなら幸いです。
佐藤 秀昭 (経 4) |
言わずと知れたクラシックギターの有名曲で、タレガの傑作の一つ。
鐘の音を思わせるハーモニクスと流れるように落ちていくスケール。
ゆったりと、威厳をもって静かに始まる前奏。
怪しげな短調と甘い長調。
僕の中で渦巻くあらゆるイメージを表現できたらいいなと思います。
中西 智宏 (工 4) |